聖心女子大学

教育研究業績書

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■日本語日本文学科 教授 大塚 美保(オオツカ ミホ)
専門分野および専門テーマ 文学
森鷗外を中心とする近代日本文学
取得学位博士(文学)
学位取得大学東京大学大学院人文科学研究科
最終学歴東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻博士課程修了
 
主な職歴概要等
年月日概要等
2008年4月~現在聖心女子大学教授
2000年4月~2008年3月聖心女子大学助教授(職名変更して准教授)
1998年4月~2000年3月埼玉大学助教授
1996年10月~1998年3月埼玉大学専任講師
1995年4月~1996年9月日本学術振興会特別研究員(P.D.)

1. 教育活動
1-1 担当授業科目
担当授業科目は、年度・担当者等を指定し、シラバス参照システム(時間割条件検索)より閲覧できます。
1-2 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
項目年月日概要等
ICTの活用2020年度~現在Google MeetおよびZoomを用いたリアルタイム型双方向オンライン授業。GoogleClassroomを用いた授業資料の共有、受講生どうしの意見交換、リアクションペーパーの提出と回答。Google Formsを利用した小テスト実施、課題提出。卒論ゼミにおけるスプレッドシートを利用した個別指導予約。Sophieを通じた連絡。
卒業論文執筆の支援:「卒業論文執筆ガイド」2000年度~現在論理的文章のコツ、文献データの表記法などの実践的知識をまとめた「卒業論文執筆ガイド」をゼミ生に配布し、論文指導に活用。
期末試験・レポートのフィードバック2000年度~現在期末試験実施後、解答・配点を公開、また希望者に得点を開示。期末レポートは採点後、希望者に返却。
学習者からの質問・意見の促進、およびフィードバック2002年度~現在毎回、授業内容に関するリアクションペーパーを回収し、次回授業に活かすとともに、すべての質問に口頭または文書で回答。
自学自習の支援:『日本語日本文学科ハンドブックWEB版』2006年度~現在日本語日本文学科の自学自習支援策として、各専門領域の基礎文献や資料検索法を指南した『ハンドブック』を作成。Web上で閲覧可能。
学習者の研究能力向上への取り組み2007年度~現在演習科目において、研究・発表方法に関する丁寧なガイダンス、発表者への事前・事後指導を実施。年度末に受講生による能力向上の自己評価を実施。
準備学習習慣化への取り組み2013年度~現在資料の事前閲読など準備学習の課題を毎回公表(口頭およびWeb上)。準備なしには授業についていけないと受講生が実感する授業運営サイクルを作る。
グループワーク、ディスカッション2013年度~現在講義科目の中に受講者間のディスカッションやグループワークを組み込む。能動的な思考を促し、知識の定着を図る。

2. 大学及び学校法人における役職の経歴

3. 研究活動
著書・論文等の名称単著・
共著の別
発行または
発表の年月
発行所、発表雑誌
(及び巻・号数)、
発表・講演等のテーマ
及び内容等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
<著書>
好古趣味の歴史ー江戸東京からたどるー共著2020年6月文学通信法政大学江戸東京研究センター・小林ふみ子・中丸宣明編51-66頁
女学生とジェンダー―女性教養誌『むらさき』を鏡として―共著2019年3月笠間書院今井久代・中野貴文・和田博文編184-188頁
文学が教育にできること―「読むこと」の秘鑰―共著2012年3月教育出版田中実、須貝千里(編)272-289頁
展望・太宰治共著2009年6月至文堂安藤宏(編著)129-139頁
帝国の和歌共著2006年6月岩波書店勝原晴希(編著)135-155頁
森鴎外論集 彼より始まる共著2004年7月新典社酒井敏、原國人(編著)64-106頁
<新しい作品論>へ、<新しい教材論>へ 評論編4共著2003年2月右文書院田中実、須貝千里(編)220-237頁
鴎外を読み拓く単著2002年8月朝文社全309頁
文学の力×教材の力 小学校編1年共著2001年3月教育出版田中実、須貝千里(編)198-212頁
森鴎外『スバル』の時代共著1997年10月双文社鴎外研究会編64-79頁
詩(うた)う作家たちー詩と小説の間ー共著1997年4月至文堂野山嘉正編53-64頁
<論文>
先鋭性の由来―森鷗外『女がた』の現代的意義と同時代文脈―(上)単著2023年12月『聖心女子大学論叢』第142集61-90頁
読者を巻き込むテクスト 森鴎外『百物語』単著2019年12月『国語と国文学』第96巻12号53-69頁
蔀君とは誰か?ー鴎外『百物語』論のための予備的考察ー単著2018年12月『聖心女子大学論叢』第132集91-117頁
『鴎外』創刊から一〇〇号までを振り返るー七十一号~七十五号 平成十四年七月~平成十六年七月ー単著2017年7月『鴎外』第101号96-97頁
東京を駆けめぐる女子学習者ー一八八〇年代の小金井喜美子ー単著2016年11月『文学』第17巻6号42-58頁
続:関澄桂子―千住時代森鴎外の交友圏―単著2015年7月『鴎外』第97号24-40頁
関澄桂子―千住時代森鴎外の交友圏―単著2015年1月『鴎外』第96号1-20頁
雪冤の戦略―森鴎外『津下四郎左衛門』論―単著2012年7月『鴎外』第91号304-322頁
帝室制度審議会と鴎外晩年の業績単著2011年8月『聖心女子大学論叢』第117集101-143頁
森鴎外と国定修身教科書編纂ー「教科用図書調査委員会」をめぐってー単著2009年8月『聖心女子大学論叢』第113集57-93頁
馬盗坊は黙ったか?ーバーナード・ショウ翻訳における森鴎外の戦略ー単著2009年2月『聖心女子大学論叢』第112集41-76頁
迷信と大逆ー鴎外『蛇』『里芋の芽と不動の目』そして永錫会ー単著2008年8月『聖心女子大学論叢』第111集5-43頁
鴎外旧蔵『獄中消息』(大逆事件被告獄中書簡写し)をめぐって単著2008年7月『鴎外』第83号60-80頁
宮部みゆき『理由』に見る〈家〉とジェンダー表象ー語りの方法に着目しつつー単著2008年3月『文化表象を読むージェンダー研究の現在ー』お茶の水女子大学21世紀COEプログラム成果報告103-113頁
森鴎外と大逆事件ー彼の知り得た情報、および見解発信のあり方に関する覚え書きー単著2008年2月『聖心女子大学論叢』第110集129-162頁
国家を批判し、国家を支える単著2007年3月『文学』第8巻2号70-83頁
秀麿・秋水・ハルナックー『かのやうに』論補完のためにー単著2007年1月『鴎外』第80号143-159頁
『隼別王子の叛乱』の文体と構造単著2006年7月『国文学 解釈と鑑賞 別冊 田辺聖子ー戦後文学への新視覚ー』84-94頁
鴎外『うた日記』の詩的実験単著2005年8月『聖心女子大学論叢』第105集69-100頁
衛生学の二つの顔ー日本における近代衛生学と森鴎外ー単著2005年2月『国文学 解釈と教材の研究』第50巻2号52-57頁
「雪の夜の話」論単著2004年6月『太宰治研究』第12輯16-32頁
『新古今集』と立原詩ー研究と詩のあいだー単著2001年5月『国文学 解釈と鑑賞 別冊 立原道造』172-177頁
立原道造 廃墟の詩学ー『方法論』における建築と文学の統合ー単著1999年3月『埼玉大学紀要』第34巻2号29-41頁
<事典項目>
日本近代文学大事典 増補改訂デジタル版共著2022年6月ジャパンナレッジ日本近代文学館編
田辺聖子文学辞典 ゆめいろ万華鏡共著2017年10月和泉書院浦西和彦ほか編
現代詩大事典共著2008年1月三省堂安藤元雄ほか監修
日本女性文学大事典共著2006年1月日本図書センター市古夏生ほか編
<書評>
新井正人著『鷗外文学の生成と変容ー心理学的近代の脱構築ー』単著2021年9月1日『国語と国文学』第98巻9号74-78頁
名木橋忠大著『立原道造の詩学』単著2014年7月1日『国語と国文学』第91巻7号73-78頁
金子幸代著『鷗外と近代劇』単著2012年7月1日『国語と国文学』第89巻7号69-73頁
佐々木雅發著『鷗外白描』単著2011年5月1日『日本近代文学』第84集124-127頁
目野由希著『明治三十一年から始まる『鷗外史伝』』単著2003年8月1日『日本文学』第52巻第8号84-86頁
千葉俊二著『エリスのえくぼー森鷗外への試みー』単著1997年9月1日『日本文学』第46巻第8号64-65頁
<その他>
インターネットニュース寄稿:ニッポン偉人伝 森鷗外:領域を横断する巨大な知性単独2022年7月8日nippon.com
取材記事:考える広場 森鷗外という生き方 常に間に立ち続けた単独2022年7月5日『東京新聞』朝刊
取材記事:考える広場 森鷗外という生き方 常に間に立ち続けた単独2022年7月4日『中日新聞』朝刊
寄稿:没後百年目の森鷗外単独2022年7月『学士会会報』第955号
<大逆事件>と『沈黙の塔』単独2022年9月17日森鴎外記念館(島根県津和野町)鷗外生誕160年没後100年鷗外講座
森鷗外の詩歌を語る共同2022年9月10日文京区立森鴎外記念館鷗外生誕160年没後100年鷗外講座特別版、坂井修一・今野寿美
取材記事:東大出身文豪ナビ 森鷗外単独2021年10月12日『月刊東京大学新聞』第2968号
学術イベントコメンテーター:コメンテーターより単独2021年10月29日東京大学ヒューマニティーズセンター第45回オープンセミナー坂井修一「鷗外翻訳詩の変遷ー『於母影』から『沙羅の木』へー」
鴎外歴史叙述に見る〈江戸〉の座標系単独2019年2月21日法政大学江戸東京研究センターシンポジウム 追憶のなかの〈江戸〉
翻刻・注釈・解説:日本からの手紙 文京区立森鴎外記念館所蔵滞独時代森鴎外宛 1884-1886共著2018年11月文京区立森鴎外記念館森鴎外記念会監修・調査・執筆
加害者は誰?ー戦地の詩「罌粟、人糞」をめぐる謎ー単独2018年11月24日文京区立森鴎外記念館特別展講演会
関澄桂子ー千住時代森鴎外の交友圏ー単独2016年7月3日足立区勤労福祉会館足立区平成28年度夏季区民教養講座
論理的思考力を育てるー評論文の指導を通してー単独2016年2月9日聖心女子学院カトリック女子教育研究所平成27年度第20回国語部会
学ぶ少女は東京を駆けめぐる単独2015年5月8日カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)国際シンポジウムTOKYO TEXTSCAPE
鴎外を離れて鴎外を読むー『普請中』ー単独2015年1月17日森鴎外記念館(島根県津和野町)森鴎外生誕記念講演会
森鴎外・原田直次郎のミュンヘン時代と『うたかたの記』単独2013年11月23日文京区立森鴎外記念館特別展講演会
文学を教えることの意義単独2013年11月21日聖心女子学院カトリック女子教育研究所平成25年度第18回国語部会
注釈・解説:鴎外近代小説集 第6巻共著2012年10月岩波書店酒井敏
学術イベントコメンテーター:コメンテーターより単独2005年7月16日お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「日本におけるジェンダー表象」研究会小嶋菜温子「漱石『趣味の遺伝』のセクシャリティー身体そして<物語>からー」
鴎外像からの解放ー『普請中』を読み拓くー単独2005年2月26日文京区立鴎外記念本郷図書館文京区立鴎外記念本郷図書館主催文学講演会
文学史と女性共同2005年5月28日聖心女子大学聖心女子大学教養講座「ジェンダーを考える」
〈家〉をめぐるジェンダー表象ー宮部みゆき『理由』ー単独2004年12月4日お茶の水女子大学お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「日本文学におけるジェンダー表象」研究会
注釈・解説:読んでおきたい日本の名作 森鴎外ー最後の一句・山椒大夫ほか―単著2003年7月教育出版
鴎外研究における〈作者〉の問題単独2003年3月15日早稲田大学国文学 言語と文芸の会 3月例会
解説:女性のみた近代 中本たか子『職場』単著2000年6月ゆまに書房

4. 学会等及び社会における主な活動
4-1 学会活動
年月日概要等
1984年4月~現在お茶の水女子大学国語国文学会会員
1988年4月~現在東京大学国語国文学会会員
1989年4月~現在森鴎外記念会会員
1991年4月~現在日本近代文学会会員
2014年5月~2024年3月日本近代文学会評議員
2010年5月~現在森鴎外記念会常任理事
2020年4月~2022年3月日本近代文学会編集委員
2012年4月~2014年3月日本近代文学会編集委員
2008年5月~2010年4月森鴎外記念会理事
2007年4月~2009年3月日本近代文学会編集委員
2005年5月~2008年4月森鴎外記念会評議員
4-2 社会における主な活動(地域・産学連携・公的機関への協力)
年月日概要等
2019年12月~現在文京区立森鴎外記念館 運営協議会委員
2023年10月7日~12月18日群馬県立土屋文明記念文学館 企画展「文豪森鷗外―その生涯、その素顔―」展示監修
2014年4月~2017年3月森鴎外記念館(島根県津和野町)協議会委員
2013年9月13日~11月24日文京区立森鴎外記念館 特別展「鴎外と画家原田直次郎―文学と美術の交響―」展示監修(山崎一穎と共同)




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