聖心女子大学

教育研究業績書

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■哲学科 教授 加藤 和哉(カトウ カズヤ)
専門分野および専門テーマ 哲学
西洋中世哲学史、哲学と神学、倫理学
取得学位文学修士
学位取得大学東京大学大学院
最終学歴東京大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学
 
主な職歴概要等
年月日概要等
2019年4月1日~現在聖心女子大学現代教養学部教授(学部名称変更)
2010年4月1日~2019年3月31日聖心女子大学文学部教授
2006年4月1日~2010年3月31日聖心女子大学文学部准教授
2001年4月1日~2006年3月31日聖心女子大学文学部助教授
1997年4月1日~2001年3月31日山口大学人文学部助教授
1992年4月1日~1997年3月31日山口大学人文学部講師

1. 教育活動
1-1 担当授業科目
担当授業科目は、年度・担当者等を指定し、シラバス参照システム(時間割条件検索)より閲覧できます。
1-2 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
項目年月日概要等
・オンライン授業の実施2020年度~現在Google ClassroomやGoogle Formsなどを駆使して、オンライン/オンデマンド型の授業を実施している。スライドや動画などの映像資料を活用する一方、授業内アンケートや課題実施、グループワークなどの主体的学習にも留意している。
・宗教教育と道徳教育の関係をめぐる考察2019年度~現在「キリスト教倫理学Ⅰ」において、特別な教科となった「道徳」と、カトリック学校などで行われる「宗教」との関係を考察し、宗教科教員の養成など資するものとしている。
・哲学的アクティブ・ラーニングの実践2013年度~現在総合現代教養科目「現代を考える」において、多人数によるディスカッションを行う実践的授業を実施している。
・キリスト教学用入門テクストの作成2013年度~現在キリスト教学I用のテクスト。初めてキリスト教に触れる学生を念頭にキリスト教に関する知識全般を解説したもの。
・授業リアクションに対するリアクション2001年度~現在1年生向けの「キリスト教学Ⅰ」では、リアクションペーパーの中から、その一部を取り上げ、コメントを付したプリントを作成し、次週の授業で配布している。学生は、大学の教員から、自分のコメントに対するきちんとした応対をしてもらうことは少ないため、このやり方は好評である。また、同じ授業を受講している他の学生のコメントを知ることは刺激や興味の喚起になっている。
・リアクションペーパーの提出2001年度~現在リアクションペーパーは講義系の授業では毎回課している。
・学科の学習ガイドブックの作成2006年度~現在哲学の学習法については、理解していない学生も多いため、各学年ごとの履修法や、研究の心構えなどを説明したガイドブックを作成した。
・学科紹介ビデオの作成2006年度~現在哲学の内容を知らずに敬遠する学生が多いので、特に専攻を決定する1年生のために、哲学の特徴や哲学科の学習の魅力について、哲学科の4年生や修士課程の大学院学生に語ってもらうビデオを作成している。この効果は大変高く、哲学への進学希望者が大幅に増加した。
・「キリスト教生命学」テクストの作成2001年度~2008年度キリスト教学I-13用のテクストを作成した。
・哲学ラテン語入門テクストの作成2003年度~2005年度中世哲学のテクストを読むためのラテン語文法のテクストを作成した。

2. 大学及び学校法人における役職の経歴
年月日概要等
2018年4月1日~現在キリスト教文化研究所長
2011年4月1日~2017年3月31日キリスト教文化研究所長

3. 研究活動
著書・論文等の名称単著・
共著の別
発行または
発表の年月
発行所、発表雑誌
(及び巻・号数)、
発表・講演等のテーマ
及び内容等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
<著書>
『ハイデガー事典』共著2021年6月昭和堂ハイデガー・フォーラム(編)
『よくわかる哲学・思想』共著2019年4月ミネルヴァ書房納富信留・檜垣立哉・柏端達哉(編)
『大学事典』共著2018年6月平凡社児玉善仁、他(編)
『哲学中辞典』共著2016年11月知泉書館尾関周二、他(編)
『ポストフクシマの哲学 原発のない世界のために』共著2015年7月明石書店村上勝三・東京大学国際哲学研究センター(編著)104-135頁
『西洋哲学史Ⅱ 「知」の変貌・「信」の階梯』共著2011年12月講談社神崎繁・熊野純彦・鈴木泉(責任編集)331-380頁
『キリスト教をめぐる近代日本の諸相--響鳴と反撥』共著2008年7月オリエンス宗教研究所加藤信朗(監修)、鶴岡賀雄・加藤和哉・小林 剛(編)39-66頁
『哲学の歴史3 神との対話 中世 信仰と知の調和』共著2007年10月中央公論社中川純男(責任編集)498-531頁
『事典 哲学の木』共著2002年3月講談社永井均、他(編)600-602頁
『岩波キリスト教辞典』共著2002年6月岩波書店大貫隆、他(編)
<論文>
岩下壮一「導かるゝまゝに」「聖心の村パレー・ル・モニアルより」(解説・注釈)単著2023年3月聖心女子大学キリスト教文化研究所『宗教と文化』397-44頁
カトリック学校のための神学〜序説〜単著2021年3月聖心女子大学キリスト教文化研究所『宗教と文化』3769-77頁
中世哲学研究事始め(1)〜ケーベルの「西洋哲学史」〜単著2020年3月聖心女子大学キリスト教文化研究所『宗教と文化』36209-237頁
『神学大全』は誰のために書かれたのか単著2016年10月中世哲学会『中世思想研究』第58号35-53頁
トマス・アクィナスの至福論とアリストテレス単著2007年7月『聖心女子大学論叢』第109集1-16頁
子どもは罪深いか ~キリスト教における子どもの道徳性についての一試論単著2007年10月哲学会『子ども』哲学雑誌第122巻第794号22-38頁
未完の学としての神学-トマス・アクィナスにおける「聖なる教え」単著2000年9月中世哲学会『中世思想研究』第42号35-53頁
「教育現場に臨む哲学」の試み-『医療現場に臨む哲学』にならって-単著1999年2月『山口大学文学会志』第49巻285-302頁
人間の受動的完全性について-トマス・アクィナスの「賜物(donum)」論の一考察単著1999年2月上智大学中世思想研究所(編)『トマス・アクィナスの倫理思想』(創文社)193-218頁
<発表・講演等>
カトリック学校の使命(ミッション)はどこにあるのか~カトリック学校のための神学~2021年3月宗教科教育研究会
中世哲学研究事始め〜ケーベルから岩下壮一へ〜2019年11月哲学会
これからのカトリック教育の担い手として2018年7月「白百合の教育」研修会
カトリック学校の教員に求められているもの-授業『キリスト教倫理学』を通して-2014年9月関東地区カトリック小学校宗教部会
道徳の「教科」化をめぐって、投稿・コメント・依頼執筆2007年4月『朝日新聞』(2007.4.27.)「私の視点」に投稿掲載。その後英字新聞International Herald Tribune/the Asahi Shinbunに英訳掲載。『読売新聞』(2007.5.8.)にて記事中でのコメントを求められる。
<記事>
道徳教育と宗教教育の未来単著2019年4月『カトリック生活』2019年4月号7-9頁
「宗教なしで教育はできるのか」という問いをめぐって単著2018年5月『カトリック生活』2018年5月号2-4頁
トマス・アクィナスにおける「ストア派」(Stoici)の使用法(2010年度大会シンポジウム提題要旨)単著2011年9月中世哲学会『中世思想研究』第53号
「スコラ学」における学/哲学としての神学の誕生(2006年度大会シンポジウム提題要旨)単著2007年9月中世哲学会『中世思想研究』第49号144-146頁
トマス・アクィナスの至福論とアリストテレス単著2007年7月『創文』504号6-9頁
道徳は「教科」にできるか単著2007年8月公明党機関誌委員会『公明』2007年8月号18-23頁
新渡戸稲造 ~武士道とキリスト教(明治を生きたキリスト者たち11)単著2003年12月オリエンス宗教研究所『福音宣教』2003年12月号51-59頁

4. 学会等及び社会における主な活動
4-1 学会活動
年月日概要等
2013年11月~現在中世哲学会常任理事
2015年7月~2019年6月日本哲学会編集委員
2013年11月~2019年10月中世哲学会編集委員
2005年12月~2009年11月中世哲学会委員・常任委員
2002年11月~2006年3月中世哲学会庶務幹事(事務局主宰幹事)
4-2 社会における主な活動(地域・産学連携・公的機関への協力)
年月日概要等
2018年4月~現在医療法人加藤レディスクリニック倫理委員会委員長
2010年11月~2018年3月医療法人加藤レディスクリニック倫理委員会委員




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