1. 教育活動
項目 | 年月日 | 概要等 |
・オンライン授業の実施 | 2020年度~現在 | Google ClassroomやGoogle Formsなどを駆使して、オンライン/オンデマンド型の授業を実施している。スライドや動画などの映像資料を活用する一方、授業内アンケートや課題実施、グループワークなどの主体的学習にも留意している。 |
・宗教教育と道徳教育の関係をめぐる考察 | 2019年度~現在 | 「キリスト教倫理学Ⅰ」において、特別な教科となった「道徳」と、カトリック学校などで行われる「宗教」との関係を考察し、宗教科教員の養成など資するものとしている。 |
・哲学的アクティブ・ラーニングの実践 | 2013年度~現在 | 総合現代教養科目「現代を考える」において、多人数によるディスカッションを行う実践的授業を実施している。 |
・キリスト教学用入門テクストの作成 | 2013年度~現在 | キリスト教学I用のテクスト。初めてキリスト教に触れる学生を念頭にキリスト教に関する知識全般を解説したもの。 |
・授業リアクションに対するリアクション | 2001年度~現在 | 1年生向けの「キリスト教学Ⅰ」では、リアクションペーパーの中から、その一部を取り上げ、コメントを付したプリントを作成し、次週の授業で配布している。学生は、大学の教員から、自分のコメントに対するきちんとした応対をしてもらうことは少ないため、このやり方は好評である。また、同じ授業を受講している他の学生のコメントを知ることは刺激や興味の喚起になっている。 |
・リアクションペーパーの提出 | 2001年度~現在 | リアクションペーパーは講義系の授業では毎回課している。 |
・学科の学習ガイドブックの作成 | 2006年度~現在 | 哲学の学習法については、理解していない学生も多いため、各学年ごとの履修法や、研究の心構えなどを説明したガイドブックを作成した。 |
・学科紹介ビデオの作成 | 2006年度~現在 | 哲学の内容を知らずに敬遠する学生が多いので、特に専攻を決定する1年生のために、哲学の特徴や哲学科の学習の魅力について、哲学科の4年生や修士課程の大学院学生に語ってもらうビデオを作成している。この効果は大変高く、哲学への進学希望者が大幅に増加した。 |
・「キリスト教生命学」テクストの作成 | 2001年度~2008年度 | キリスト教学I-13用のテクストを作成した。 |
・哲学ラテン語入門テクストの作成 | 2003年度~2005年度 | 中世哲学のテクストを読むためのラテン語文法のテクストを作成した。 |
2. 大学及び学校法人における役職の経歴
3. 研究活動
著書・論文等の名称 | 単著・ 共著の別 | 発行または 発表の年月 | 発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)、 発表・講演等のテーマ 及び内容等の名称 | 編者・著者名 (共著の場合のみ記入) | 該当頁数 |
<著書> | | | | | |
『ハイデガー事典』 | 共著 | 2021年6月 | 昭和堂 | ハイデガー・フォーラム(編) | |
『よくわかる哲学・思想』 | 共著 | 2019年4月 | ミネルヴァ書房 | 納富信留・檜垣立哉・柏端達哉(編) | |
『大学事典』 | 共著 | 2018年6月 | 平凡社 | 児玉善仁、他(編) | |
『哲学中辞典』 | 共著 | 2016年11月 | 知泉書館 | 尾関周二、他(編) | |
『ポストフクシマの哲学 原発のない世界のために』 | 共著 | 2015年7月 | 明石書店 | 村上勝三・東京大学国際哲学研究センター(編著) | 104-135頁 |
『西洋哲学史Ⅱ 「知」の変貌・「信」の階梯』 | 共著 | 2011年12月 | 講談社 | 神崎繁・熊野純彦・鈴木泉(責任編集) | 331-380頁 |
『キリスト教をめぐる近代日本の諸相--響鳴と反撥』 | 共著 | 2008年7月 | オリエンス宗教研究所 | 加藤信朗(監修)、鶴岡賀雄・加藤和哉・小林 剛(編) | 39-66頁 |
『哲学の歴史3 神との対話 中世 信仰と知の調和』 | 共著 | 2007年10月 | 中央公論社 | 中川純男(責任編集) | 498-531頁 |
『事典 哲学の木』 | 共著 | 2002年3月 | 講談社 | 永井均、他(編) | 600-602頁 |
『岩波キリスト教辞典』 | 共著 | 2002年6月 | 岩波書店 | 大貫隆、他(編) | |
<論文> | | | | | |
岩下壮一「導かるゝまゝに」「聖心の村パレー・ル・モニアルより」(解説・注釈) | 単著 | 2023年3月 | 聖心女子大学キリスト教文化研究所『宗教と文化』39 | | 7-44頁 |
カトリック学校のための神学〜序説〜 | 単著 | 2021年3月 | 聖心女子大学キリスト教文化研究所『宗教と文化』37 | | 69-77頁 |
中世哲学研究事始め(1)〜ケーベルの「西洋哲学史」〜 | 単著 | 2020年3月 | 聖心女子大学キリスト教文化研究所『宗教と文化』36 | | 209-237頁 |
『神学大全』は誰のために書かれたのか | 単著 | 2016年10月 | 中世哲学会『中世思想研究』第58号 | | 35-53頁 |
トマス・アクィナスの至福論とアリストテレス | 単著 | 2007年7月 | 『聖心女子大学論叢』第109集 | | 1-16頁 |
子どもは罪深いか ~キリスト教における子どもの道徳性についての一試論 | 単著 | 2007年10月 | 哲学会『子ども』哲学雑誌第122巻第794号 | | 22-38頁 |
未完の学としての神学-トマス・アクィナスにおける「聖なる教え」 | 単著 | 2000年9月 | 中世哲学会『中世思想研究』第42号 | | 35-53頁 |
「教育現場に臨む哲学」の試み-『医療現場に臨む哲学』にならって- | 単著 | 1999年2月 | 『山口大学文学会志』第49巻 | | 285-302頁 |
人間の受動的完全性について-トマス・アクィナスの「賜物(donum)」論の一考察 | 単著 | 1999年2月 | 上智大学中世思想研究所(編)『トマス・アクィナスの倫理思想』(創文社) | | 193-218頁 |
<発表・講演等> | | | | | |
カトリック学校の使命(ミッション)はどこにあるのか~カトリック学校のための神学~ | | 2021年3月 | 宗教科教育研究会 | | |
中世哲学研究事始め〜ケーベルから岩下壮一へ〜 | | 2019年11月 | 哲学会 | | |
これからのカトリック教育の担い手として | | 2018年7月 | 「白百合の教育」研修会 | | |
カトリック学校の教員に求められているもの-授業『キリスト教倫理学』を通して- | | 2014年9月 | 関東地区カトリック小学校宗教部会 | | |
道徳の「教科」化をめぐって、投稿・コメント・依頼執筆 | | 2007年4月 | 『朝日新聞』(2007.4.27.)「私の視点」に投稿掲載。その後英字新聞International Herald Tribune/the Asahi Shinbunに英訳掲載。『読売新聞』(2007.5.8.)にて記事中でのコメントを求められる。 | | |
<記事> | | | | | |
道徳教育と宗教教育の未来 | 単著 | 2019年4月 | 『カトリック生活』2019年4月号 | | 7-9頁 |
「宗教なしで教育はできるのか」という問いをめぐって | 単著 | 2018年5月 | 『カトリック生活』2018年5月号 | | 2-4頁 |
トマス・アクィナスにおける「ストア派」(Stoici)の使用法(2010年度大会シンポジウム提題要旨) | 単著 | 2011年9月 | 中世哲学会『中世思想研究』第53号 | | |
「スコラ学」における学/哲学としての神学の誕生(2006年度大会シンポジウム提題要旨) | 単著 | 2007年9月 | 中世哲学会『中世思想研究』第49号 | | 144-146頁 |
トマス・アクィナスの至福論とアリストテレス | 単著 | 2007年7月 | 『創文』504号 | | 6-9頁 |
道徳は「教科」にできるか | 単著 | 2007年8月 | 公明党機関誌委員会『公明』2007年8月号 | | 18-23頁 |
新渡戸稲造 ~武士道とキリスト教(明治を生きたキリスト者たち11) | 単著 | 2003年12月 | オリエンス宗教研究所『福音宣教』2003年12月号 | | 51-59頁 |
4. 学会等及び社会における主な活動