聖心女子大学

教育研究業績書

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■日本語日本文学科 教授 小柳 智一(コヤナギ トモカズ)
専門分野および専門テーマ 日本語学 文法 日本語史
取得学位博士(文学)
学位取得大学國學院大学
最終学歴國學院大学大学院文学研究科博士課程後期日本文学専攻修了
 
主な職歴概要等
年月日概要等
2015年4月1日~現在聖心女子大学教授
2009年4月1日~2015年3月31日聖心女子大学准教授
2004年4月1日~2009年3月31日福岡教育大学教育学部助教授

1. 教育活動
1-1 担当授業科目
担当授業科目は、年度・担当者等を指定し、シラバス参照システム(時間割条件検索)より閲覧できます。
1-2 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
項目年月日概要等
授業でリアクションペーパーを活用2009年~現在ほぼ毎回の授業で受講生にリアクションペーパーを提出させ、次回授業時に必要な範囲でそれらにコメントする。
授業の導入で前回の内容を確認2009年~現在毎回、前回の授業内容を確認してから、その回の授業に入る。
授業時に確認の時間を設定2009年~現在主題や単元の切れ目で、受講生各自がそれまでの内容を確認する時間を設ける。
中間確認テストを実施2013年~現在中間で確認テスト(成績に反映させない)を実施し、期末テスト(成績に反映させる)のリハーサルを行うとともに、その結果を、受講生が自分の授業の取り組み方、復習の仕方について反省するきっかけにしてもらう。

2. 大学及び学校法人における役職の経歴
年月日概要等
2019年~現在IR推進室長

3. 研究活動
著書・論文等の名称単著・
共著の別
発行または
発表の年月
発行所、発表雑誌
(及び巻・号数)、
発表・講演等のテーマ
及び内容等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
<著書>
『日本語と近接言語における文法化』共著2023年8月4日ひつじ書房ナロックハイコ・青木博史編pp.271-289
『構文と主観性』共著2020年10月26日くろしお出版天野みどり・早瀬尚子編pp.33-52
『日本語と世界の言語のとりたて表現』共著2019年11月16日くろしお出版野田尚史編pp.41-58
『認知言語学を拓く』共著2019年10月30日くろしお出版森雄一・西村義樹・長谷川明日香編pp.305-323
『文法変化の研究』単著2018年5月28日くろしお出版pp.1-304
『日本語史叙述の方法』共著2016年10月27日ひつじ書房大木一夫・多門靖容編pp.55-73
『日英対照 文法と語彙への統合的アプローチ―生成文法・認知言語学と日本語学―』共著2016年5月20日開拓社藤田耕司・西村義樹編pp.380-400
『日本語の配慮表現の多様性―歴史的変化と地理・社会的変異―』共著2014年6月15日くろしお出版野田尚史編pp.57-74
『日本語学と通言語的研究の対話―テンス・アスペクト・ムード研究を通して―』共著2014年6月10日くろしお出版定延利之編pp.55-82
『日本語文法の歴史と変化』共著2011年11月9日くろしお出版青木博史編pp.1-24
『ことばに向かう日本の学知』共著2011年10月20日ひつじ書房釘貫亨・宮地朝子編pp.79-96
『日本語の構造変化と文法化』共著2007年7月30日ひつじ書房青木博史編pp.115-140
『日本語のとりたて―現代語と歴史的変化・地理的変異』共著2003年11月15日くろしお出版沼田善子・野田尚史編pp.159-177
『徳江元正退職記念 鎌倉室町文学論纂』共著2002年5月25日三弥井書店石川透・岡見弘道・西村聡編pp.43-66
『辞格考とその研究』共著2001年9月20日青史出版物集高世研究会編pp.41-70
<論文>
『宇治拾遺物語』に見出される語り方の傾向差―述語の複雑性に着目して―単著2024年7月20日『説話文学研究』59説話文学会pp.135-143
鈴木朖の「テニヲハ」―『言語四種論』読解・続―単著2024年3月11日『近代語研究』24近代語学会編pp.187-211
かもめさへだに―副助詞の相互承接の孤例―単著2024年2月28日『国語研究』(国学院大学国語研究会)87pp.49-65
中古の副助詞「さへ」―〈添加〉の意味―単著2023年4月1日『国語と国文学』(東京大学国語国文学会)100-4pp.3-16
類推・追単著2022年11月30日『日本語文法史研究』6青木博史・小柳智一・吉田永弘編pp.107-131
鈴木朖の「心ノ声」―『言語四種論』読解―単著2022年9月5日『近代語研究』23近代語学会編pp.115-138
文法史と文法史研究―「古典文法」の背後にある面白さ―単著2021年9月15日『信州大学人文科学論集』(信州大学人文学部)9(第1冊)pp.1-12
「活用形」の論理―『活語断続譜』と『詞八衢』―単著2021年3月30日『近代語研究』22近代語学会編pp.137-156
機能語の資材―昇格機能語化と複合機能語化―単著2020年11月30日『日本語文法史研究』5青木博史・小柳智一・吉田永弘編pp.227-250
副助詞の形成―「に」を有する一群―単著2019年11月25日『万葉集研究』39芳賀紀雄監修、鉄野昌弘・奥村和美編pp.113-159
孤例の問題―規範と文法変化―単著2019年3月30日『国語学研究』(東北大学大学院文学研究科)58pp.1-16
分類の深層―『あゆひ抄』の隊から―単著2018年10月22日『日本語文法史研究』4青木博史・小柳智一・吉田永弘編pp.177-197
文法変化と多義化―意味の重層化をめぐって―単著2017年2月10日『日本語学』(明治書院)36-2pp.4-13
名詞の語形変換―接尾辞における母音交替―単著2016年12月9日『日本語文法史研究』3青木博史・小柳智一・高山善行編pp.1-22
対人化と推意単著2016年2月28日『国語研究』(国学院大学国語研究会)79pp.71-84
文法変化の方向単著2015年6月14日『KLS』(関西言語学会)35pp.323-334
副助詞の形―「だに」「さへ」「すら」の場合―単著2015年3月31日『国語語彙史の研究』(国語語彙史研究会)34pp.37-54
「じもの」考―比喩・注釈―単著2014年10月20日『万葉集研究』35稲岡耕二監修、神野志隆光・芳賀紀雄編pp.247-284
「主観」という用語―文法変化の方向に関連して―単著 2014年10月15日『日本語文法史研究』2青木博史・小柳智一・高山善行編pp.195-219
言語変化の傾向と動向単著2014年3月31日『日本エドワード・サピア協会研究年報』28pp.17-27
文法的意味の源泉と変化単著2013年10月10日『日本語学』(明治書院)32-12pp.44-54
文法制度化―文法変化の種類Ⅱ―単著2013年7月30日『聖心女子大学論叢』121pp.57-76
たましゐをいれべきてには―副助詞論の系譜―単著2013年4月1日『日本語の研究』(日本語学会)9-2pp.1-15
言語変化の段階と要因単著2013年3月15日『学芸国語国文学』(東京学芸大学国語国文学会)45pp.14-25
機能語生産―文法変化の種類Ⅰ―単著2013年3月28日『国語研究』(国学院大学国語研究会)76pp.60-72
被覆形・情態言・形状言・情態性語基単著2012年12月28日『日本語文法史研究』1高山善行・青木博史・福田嘉一郎編pp.1-20
「てには」と「てにはの字」単著2012年12月20日『国語文字史の研究』(国語文字史研究会)13pp.153-173
上代の動詞未然形―制度形成としての文法化―単著2011年3月10日『万葉語文研究』(万葉語文研究会)6pp.71-88
『あゆひ抄』の副助詞研究単著2010年1月1日『国語と国文学』(東京大学国語国文学会)87-1pp.52-68
同語反復仮定の表現と従属句化単著2009年2月20日『福岡教育大学国語科研究論集』(福岡教育大学国語国文学会)50pp.1-18
副助詞研究の可能性単著2008年9月30日『日本語文法』(日本語文法学会)8-2pp.3-19
古典文法研究と古典文法教育―動詞の活用についての実践例―単著2008年3月『教育実践研究』(福岡教育大学教育学部附属教育実践総合センター)16pp.1-8
複数と例示―接尾語ラ追考―単著2008年3月31日『国語語彙史の研究』(国語語彙史研究会)27pp.147-164
訳語の位置―『あゆひ抄』の移動訳―単著2007年2月『福岡教育大学紀要』(福岡教育大学)56・第1分冊pp.25-38
上代の複数―接尾語ラを中心に―単著2006年11月30日『万葉』(万葉学会)196pp.35-51
上代語―解釈と文法の研究単著2005年5月10日「国文学 解釈と教材の研究』(学燈社)50-5pp.6-14
副詞と否定―中古の「必ず」―単著2005年1月31日『福岡教育大学国語科研究論集』(福岡教育大学国語国文学会)46pp.35-50
「ずは」の語法―仮定条件句―単著2004年7月31日『万葉』(万葉学会)189pp.25-40
ベシ・ラシ・ラムの接続について単著2004年2月15日『国学院雑誌』(国学院大学)105-2pp.16-31
名詞の論―名詞の本質―単著2003年12月25日『国語研究』(国学院大学国語研究会)67pp.1-14
「あさずをせ」考―古事記歌謡三九番歌と万葉集三四二九番歌―単著2003年10月31日『野州国文学』(国学院大学栃木短期大学国文学会)72pp.15-34
「あしひきの」に関する試論―表記とその解釈―単著2001年11月15日『国学院雑誌』(国学院大学)102-11pp.1-15
係結についての覚書―学史風―単著2001年3月15日『学芸国語国文学』(東京学芸大学国語国文学会)33pp.47-55
中古のバカリとマデ―副助詞の小さな体系―単著2000年12月15日『国学院雑誌』(国学院大学)101-12pp.13-27
中古のマデ―第一種副助詞―単著1999年12月31日『国語学』(現日本語学会)199pp.42-54
万葉集のノミ―史的変容―単著1999年3月15日『実践国文学』(実践国文学会)55pp.38-52
「眠を寝」など―同族目的語構文について―単著1999年1月10日『日本語学』(明治書院)18-1pp.15-25
中古の「ノミ」について―存在単質性の副助詞―単著1998年7月15日『国学院雑誌』(国学院大学)99-7pp.14-28
中古の「バカリ」と「ノミ」単著1997年12月15日『国学院雑誌』(国学院大学)98-12pp.13-26
中古のバカリについて―限定・程度・概数量―単著1997年7月1日『国語と国文学』(東京大学国語国文学会)74-7pp.43-57
禁止と制止―上代の禁止表現―単著1996年3月30日『国語学』(現日本語学会)184pp.1-13
時しあらば―助詞シと文体―単著1995年6月30日『国語研究』(国学院大学国語研究会)58pp.15-32
<事典項目>
『日本語文法史キーワード事典』共著2020年12月17日ひつじ書房青木博史・高山善行編
『明解日本語学辞典』共著2020年5月30日三省堂森山卓郎・渋谷勝己編
『日本語学大辞典』共著2018年10月10日東京堂日本語学会編
『日本語文法事典』共著2014年7月10日大修館日本文法学会編
『暮らしのことば 新語源辞典』共著2008年11月20日講談社山口佳紀編
『暮らしのことば 擬音・擬態語辞典』共著2003年11月1日講談社山口仲美編
<記事>
チュートリアル投稿のすすめ第1回 歴史研究の論文単著2020年3月31日『日本語文法』(日本語文法学会)20-1pp.71-78
紹介 岡崎正継著『中古中世語論攷』単著2018年2月15日『国学院雑誌』(国学院大学)119-2pp.72-76
紹介 小田勝著『実例詳解古典文法総覧』単著2016年5月15日『国学院雑誌』(国学院大学)117-5pp.65-69
日本語文法学界の展望 展望4:歴史的研究共著2016年3月31日『日本語文法』(日本語文法学会)16-1pp.154-162
学界時評 日本語歴史的研究2012.7-2012.12単著 2013年6月『リポート笠間』(笠間書院)54pp.25-27
2010年・2011年における日本語学界の展望 文法(史的研究)単著2012年7月1日『日本語の研究』(日本語学会)8-3pp.18-25
紹介 小田勝『古典文法詳説』単著2011年3月15日『国学院雑誌』112-3pp.31-35
未然形の向こう側単著2010年12月20日福岡大学研究部論集A人文科学編10-7(総合科学研究チームⅡ研究成果報告書)pp.253-260
『日本語の現在』共著2006年3月10日勉誠社出版諏訪春雄編pp.148-163
『ケーススタディ日本語のバラエティ』共著2005年10月10日おうふう上野智子・定延利之・佐藤和之・野田春美編pp.12-17
<書評>
書評 中村幸弘著・碁石雅利編『文構造の観察と読解』単著2023年4月15日『国学院雑誌』(国学院大学)124-4pp.22-26
書評 吉田永弘著『転換する日本語文法』単著2019年10月15日『国学院雑誌』(国学院大学)120-10pp.16-20
書評 青木博史著『語形成から見た日本語文法史』単著2012年4月1日『日本語の研究』(日本語学会)8-2pp.38-44
書評 野村剛史著『話し言葉の日本史』単著2011年12月20日『言語・情報・テクスト』(東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻紀要)18pp.79-82
書評 蜂矢真郷著『国語派生語の語構成論的研究』単著2011年6月30日『万葉』(万葉学会)209pp.55-64
書評 宮地朝子『日本語助詞シカに関わる構文構造史的研究』単著2008年10月1日『日本語の研究』(日本語学会)4-4pp.89-94

4. 学会等及び社会における主な活動
4-1 学会活動
年月日概要等
1994年~現在日本語学会会員
1996年~現在万葉学会会員
1999年~現在訓点語学会会員
2000年~現在古事記学会会員
2001年~現在日本語文法学会会員
2015年~現在日本文法学会評議員
2015年~現在日本語学会評議員
2019年~2022年日本語文法学会学会誌副委員長
2019年~2021年日本語学会常任査読委員
2015年~2018年日本語学会編集委員
2013年~2016年日本文法学会学会誌委員
2009年~2012年日本語学会大会企画運営委員




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