1. 教育活動
項目 | 年月日 | 概要等 |
授業にインターネットを導入する。 | 2009年~現在 | 討議の際、あやふやな事実に基づき議論が進む危険や、事実を確認できないために議論が進まないことを避けるために、インターネットで事実を確認しながら進む。論文、統計、記事、動画、画像などを議論に援用することができる。 |
レジュメを配布する。テキスト、板書、PPT/DVD資料と併用する。 | 2009年~現在 | 経済理論を中心に据え現実の経済を理解するために、実態の変化に即した最新のデータ・状況をトピックごとのレジュメにまとめ、テキスト、黒板やスクリーンでの解説、DVD視聴と同時平行して履修者の理解を立体的にする。レジュメのデータ・内容は毎年更新する。 |
問題を解きながら進む。 | 2009年~現在 | 経済学の基礎理論を学ぶ過程で、講義説明のあと該当する演習を解き、黒板での模範回答を参照し復習をすることで理解を確実なものにする。 |
授業の予習を促し、授業後に演習課題を解く。 | 2009年~現在 | 授業の理解を深めるため、次回の進捗範囲を示しテキストを事前に学習することを促す。今回学習した内容を確実に理解するため、演習課題を宿題として自宅で解き、次回授業冒頭での解説に備える。 |
学生のリアクションペーパーに確実に回答する。 | 2009年~現在 | 毎回の授業で出席票として履修者はリアクションペーパーを書く。優れた感想は次回クラスでシェアし、質問には確実に回答し、要望は対応し改善する。教師が履修者ひとりひとりの理解度・反応を確実に把握でき、履修者は不全感を残さずに前に進める。履修者が多いクラスでも、教師と履修者との双方向性が確保される。2019年度のコロナ以降は、学生一人一人に許諾を取った上でリアクションペーパーをGoogleClassroom上で共有した。学生が感じていたリモート授業の孤独を和らげ、相互に思考と理解を深めることに役立った。 |
「論文の書き方」を指導する | 2009年~現在 | 独自の教材を使い、研究の仕方や論文の書き方を丁寧に指導する。 |
インターゼミナールを実施する。 | 2011年~現在 | 年1-2回、演習科目で、独自の経済学の研究論文を日本語および英語で執筆し、他大学のゼミと、研究発表・討論を行う。共同実施機関は現在3大学。 |
ビデオクリップの制作を行う。 | 2017年~現在 | 「ICT社会論」で最終課題のひとつとして履修者はビデオクリップを作製する。内容は独自の研究。最近では就職のエントリーにビデオクリップの提出を求められることがあり、ICT社会における基本スキルのひとつを習得する。 |
アクティヴラーニングの実施。 | 2017年~現在 | 主に演習科目で、研究と関連する学外見学や実地学習を行う。 |
ソーシャルビジネスを立案する。 | 2010年~2020年 | 年1回、演習科目で、独自のソーシャルビジネス案を3案立案する。ビジネス形式をとるのは、社会の問題解決を継続的に行えるよう、必要経費を自ら確保しながら持続的貢献を可能にするためである。理想を実現するためには、現実を踏まえる必要性を習得し、下級生へのプレゼンテーションと聖心祭での展示発表を行った。この試みはグローバル社会コース設置の授業「ソーシャルビジネス論」に発展的に統合された。 |
2. 大学及び学校法人における役職の経歴
3. 研究活動
著書・論文等の名称 | 単著・ 共著の別 | 発行または 発表の年月 | 発行所、発表雑誌 (及び巻・号数)、 発表・講演等のテーマ 及び内容等の名称 | 編者・著者名 (共著の場合のみ記入) | 該当頁数 |
<著書> | | | | | |
Digital Designs for Money, Market and Social Dilemmas, Evolutionary Economics and Social Complexity Science Series, | 共著 | 2022年 | Springer | Yuji Aruka et al. | pp.143-162 |
『分水嶺にたつ市場と社会』 | 共編著 | 2020年 | 文眞堂 | 斎藤修他 | 1-9頁,61-92頁 |
『最新政治・経済』(文部科学省検定済教科書) | 共著 | 2018年 | 実教出版 | 伊東光晴他 | 122-133頁,154-157頁 |
『最新政治・経済教授用指導書』 | 共著 | 2018年 | 実教出版 | 愛敬浩二他 | 116-117頁,120-121頁 |
『国際経済学』基本経済学シリーズ 第13巻 | 共著 | 1999年 | 八千代出版 | 深海博明他 | 285-300頁 |
<論文> | | | | | |
Collective action mechanism of crowdsourcing: A revised Free Ride Paradise model | 単著 | 2017年 | 54th Annual Meetings of Public Choice Society | | |
Free Ride Paradise:The logic of collective action of open source software and voluntary provision of international public goods | 単著 | 2016年 | 53rd Annual Meetings of Public Choice Society | | |
公共財・国際公共財・集合行為論の理論系譜と公共財再考 | 単著 | 2015年 | 『聖心女子大学論叢』 第126集 | | 58-83頁 |
ネットワーク外部性をもつ情報財供給における無料公開行動の理論分析:オープンソース・ソフトウェアはなぜ無料なのか | 単著 | 2014年 | 『聖心女子大学論叢』 第122集 | | 3-26頁 |
次世代エネルギーシステム選択の岐路 -発送電分離・次世代原子炉・非在来型天然ガスをめぐる可能性と諸問題- | 単著 | 2012年 | 日本大学経済学部紀要『経済集志』 第81巻 第4号 招待論文 | | 29-60頁 |
クラウドソーシングのメカニズム ― 知識経済における公共財供給の自発的貢献 | 単著 | 2010年 | 『聖心女子大学論叢』 第115集 | | 63-101頁 |
オープンソースの開発動機と意識の階梯 | 単著 | 2008年 | 『共立女子大学文芸学部紀要』 第54集 | | 13-42頁 |
IT化がもたらすもの | 単著 | 2006年 | 『共立女子大学文芸学部紀要』 第52集 | | 49-73頁 |
国際通貨制度の非対称性:国際通貨制度の理論と歴史的現実の乖離 | 単著 | 2001年 | 慶應義塾経済学会『三田学会雑誌』94巻、1号 査読有り | | 185-212頁 |
共生社会への金融 | 単著 | 1998年 | 『都市問題』第89巻、第9号 | | 3-27頁 |
原子力の光と影 | 単著 | 1995年 | 『季刊EITニュース』no.6 | | 31-44頁 |
将来の国際通貨制度;国際通貨複数化、相互依存経済における共通価値基準の確立(修士論文) | 単著 | 1990年 | 慶應義塾大学経済学研究科 | | 185-212頁 |
<発表・講演等> | | | | | |
知識資本主義における国家 | 単独 | 2023年3月31日 | 「市場と社会」研究会 於立教大学 | | |
知識経済と資本主義 Web3.0とAIが生み出すもの | 単独 | 2023年2月18日 | 立命館大学日米中政治経済研究会(招待あり) | | |
プラットフォーム経済の台頭 ―GAFAMの利益構造― | 単独 | 2022年7月23日 | 明治大学・成田市民大学講義(招待あり) | | |
知識経済の利潤構造 製造業、金融業、プラットフォーム産業の比較 | 単独 | 2022年3月5日 | 東京新世界経済研究会2022年春例会/グローバル政治経済学(GPE)研究会/第44回 持続可能性と資源貿易研究会 | | |
知識経済論序説 | 単独 | 2021年11月24日 | 一橋大学経済研究所 規範経済学研究センター「気候正義問題下の世界システム論」研究会(招待あり) | | |
知識経済化で市場と社会はどう変わるのか | 単独 | 2021年3月13日 | 東京新世界経済研究会2021年春例会/グローバル政治経済学(GPE)研究会/第41回 持続可能性と資源貿易研究会 | | |
新自由主義の社会的帰結 | 単独 | 2020年2月28日 | 大東文化大学大学院英文学専攻特別講義(招待あり) | | |
米中分断経済下の企業戦略(モデレーター) | 単独 | 2019年12月20日 | 国際貿易投資研究所創立30年記念シンポジウム(招待あり) | | |
5G Left on the Table in US-CHINA Trade Talks (Interview) | 単独 | 2019年10月18日 | NHKWorld(招待あり) | | |
IoT時代におけるあたらしい世界経済の原理 | 単独 | 2019年8月24日 | 明治大学・成田市民大学講義(招待あり) | | |
AIと労働市場 (出口弘・藤本隆宏・金子勝発表への討論) | 単独 | 2019年3月16日 | 進化経済学会 於名古屋工業大学 | | |
プラットフォーム独占(出口弘・藤本隆宏・金子勝発表への討論) | 単独 | 2019年3月16日 | 進化経済学会 於名古屋工業大学 | | |
21世紀の「孫」たちが見た経済的可能性:テクノロジー変化と有効需要のゆくえ | 単独 | 2018年12月2日 | ケインズ学会第8回年次大会 於一橋大学 | | |
フィルターバブルと民主主義の未来 | 単独 | 2018年6月23日 | 共立女子大学文芸学部 文芸メディア研究集会招待講演(招待あり) | | |
Collective action mechanism of crowdsourcing: A revised Free Ride Paradise model | 単独 | 2017年3月4日 | 54th Annual Meetings of the Public Choice Society @Hotel Monteleone, New Orleans, USA | | |
Discussant to J. E. McClure and David C. Thomas,“When R&D is not a public good, why subsidize it?” | 単独 | 2017年3月4日 | 54th Annual Meetings of the Public Choice Society @Hotel Monteleone, New Orleans, USA | | |
資本主義の完熟と出現しつつある新しい経済のしくみ | 単独 | 2016年8月1日 | 「市場と社会」研究会 於日本大学 | | |
国際公共財と覇権安定論の再検討―知識経済における集合行為論の観点から | 単独 | 2016年7月15日 | 鹿島平和研究所 国際政治経済研究会(招待あり) | | |
国際公共財の類型と集合行為の可能性 | 単独 | 2016年7月2日 | グローバル政治経済学(GPE)研究会 於立教大学 | | |
強制権なしの公共財供給メカニズムの解明:ネットワーク外部性とクリティカル・マス | 単独 | 2016年5月21日 | 日本国際経済学会 関東部会 於東洋大学 | | |
Free Ride Paradise:The logic of collective action of open source software and voluntary provision of international public goods | 単独 | 2016年3月12日 | 53rd Annual Meetings of the Public Choice Society @Hyatt Regency Pier 66, Ft. Lauderdale, Florida USA | | |
Discussant to Paul Bennett, ”Rational reciprocity: modelling other’s behavior” | 単独 | 2016年3月12日 | 53rd Annual Meetings of the Public Choice Society @Hyatt Regency Pier 66, Ft. Lauderdale, Florida USA | | |
クラウドソーシングの集合行為論:国際公共財の自発的供給への適用 | 単独 | 2014年10月25日 | 日本国際経済学会第73回全国大会 於京都産業大学 | | |
クラウドソーシングの公共財的側面:自発的供給メカニズムの再検討 | 単独 | 2013年12月25日 | 第21回持続可能性と資源貿易研究会/経済研究所プロジェクト研究(国際・政策部会)於立教大学 | | |
次世代エネルギーシステム選択の岐路 | 単独 | 2012年5月26日 | 日本国際経済学会第2回春季大会 於南山大学 | | |
電力・エネルギーシステムの将来像;再生可能エネルギーへの転換は可能か | 単独 | 2011年6月7日 | 日本大学経済学研究科特別講義(招待あり) | | |
<記事> | | | | | |
問われるGoogleのレコメンド・アルゴリズム:通信品位法230条をめぐるゴンザレス裁判 | 単著 | 2023年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article2907.html. | | |
邉見伸弘著『チャイナアセアンの衝撃』書評 | 単著 | 2021年 | 『世界経済評論』vol.65, no.6 | | 84頁 |
喬良・王湘穂著『超限戦』書評 | 単著 | 2021年 | 『世界経済評論』vol.65, no.3 | | 97頁 |
プラットフォーム独占への国家の挑戦:GAFAをめぐる訴訟 | 単著 | 2021年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article2137.html | | |
米中貿易戦争とファーウェイの兵法 | 単著 | 2020年 | 『世界経済評論』vol.64, no.1 | | 34-36頁 |
香港「国家安全維持法」と世界構造の連鎖的変化 | 単著 | 2020年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article1844.html | | |
高橋信弘編著『グローバル化の光と影』書評 | 単著 | 2019年 | 『世界経済評論』vol.63, no.3 | | 80頁 |
「中国製造2025」とHuaweiのゆくえ | 単著 | 2019年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article1173.html | | |
米中貿易戦争と「華為の冬」 | 単著 | 2019年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article1307.html | | |
GAFAとB2Bプラットフォームの独占 -日本に対抗策はあるのか | 単著 | 2018年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article1173.html | | |
ヒルビリー・エレジーとアメリカン・ドリームがもたらす未来 | 単著 | 2018年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article1024.html | | |
ケインズの慧眼 | 単著 | 2017年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article911.html | | |
フィルターバブルと構造的権力 | 単著 | 2016年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article763.html | | |
ICTとテロリズム:欧州の苦悩 | 単著 | 2016年 | 『世界経済評論IMPACT』http://www.world-economic-review.jp/impact/article711.html | | |
再生可能エネルギーとスマートグリッドにシフトせよ;原発を漸次停止しても供給は賄える | 単著 | 2011年 | 『日経ビジネスonline』http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110520/220059/?rt=nocnt | | |
アメリカとヨーロッパ;老大国の衝突 | 単著 | 1999年 | 『国際問題』no.472 | | 75-77頁 |
西洋それは一つの文明、普遍にあらず | 単著 | 1997年 | 『国際問題』no.447 | | 73-75頁 |
社会資本とグローバル経済 | 単著 | 1996年 | 『国際問題』no.433 | | 63-65頁 |
なぜ国連は失敗するのか | 単著 | 1995年 | 『国際問題』no.420 | | 75-77頁 |
パラダイム喪失 | 単著 | 1995年 | 『国際問題』no.427 | | 74-76頁 |
出現しつつある国際政治の機構 | 単著 | 1994年 | 『国際問題』no.411 | | 71-72頁 |
競争:危険な妄想 | 単著 | 1994年 | 『国際問題』no.416 | | 71-72頁 |
覇権なんか要らない?:環太平洋政治経済の再編 | 単著 | 1994年 | 『国際問題』no.409 | | 62-64頁 |
リオ地球環境サミットの神話を越えて:新アメリカ環境アジェンダ | 単著 | 1993年 | 『国際問題』no.405 | | 62-64頁 |
危機管理における大国の協調行動の解明 | 単著 | 1993年 | 『国際問題』no.398 | | 56-58頁 |
国際機関とコレクティヴ・アクション:新欧州電機通信ネットワークの形成 | 単著 | 1993年 | 『国際問題』no.400 | | 58-60頁 |
少数の多角主義と多数の多角主義 | 単著 | 1993年 | 『国際問題』no.394 | | 62-63頁 |
文明の衝突 | 単著 | 1993年 | 『国際問題』no.403 | | 64-66頁 |
二世界物語:ポスト冷戦時代の中心と周辺 | 単著 | 1992年 | 『国際問題』no.392 | | 59-60頁 |
投資利益:国際資本移動が国内経済政策決定に与える政治的影響 | 単著 | 1992年 | 『国際問題』no.387 | | 60-62頁 |
社会主義経済の変革の過程 | 単著 | 1992年 | 『国際問題』no.385 | | 65-67頁 |
経済相互依存への政治的反応 | 単著 | 1992年 | 『国際問題』no.383 | | 68-70頁 |
国際機関の限界 | 単著 | 1991年 | 『国際問題』no.379 | | 63-64頁 |
国際秩序からの後退:信条的勝利感の危害 | 単著 | 1991年 | 『国際問題』no.379 | | 61-63頁 |
政治的リーダーシップと制度形成 | 単著 | 1991年 | 『国際問題』no.381 | | 66-67頁 |
日本が世界システムに与える影響 | 単著 | 1991年 | 『国際問題』no.371 | | 68-69頁 |
覇権均衡論『神話』の究明 | 単著 | 1991年 | 『国際問題』no.376 | | 75-76頁 |
人民主義マクロ経済政策 | 単著 | 1990年 | 『国際問題』no.369 | | 66-67頁 |
ECは最適通貨圏地域か?:最適課税対複数通貨のコスト | 単著 | 1990年 | 『国際問題』no.367 | | 60-62頁 |
4. 学会等及び社会における主な活動