聖心女子大学

教育研究業績書

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■心理学科 教授 岸本 健(キシモト タケシ)
専門分野および専門テーマ 発達心理学、比較行動学
ヒトやチンパンジーの親子関係、子の認知発達
取得学位博士(人間科学)
学位取得大学大阪大学
最終学歴大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了
 

1. 教育活動
1-1 担当授業科目
担当授業科目は、年度・担当者等を指定し、シラバス参照システム(時間割条件検索)より閲覧できます。
1-2 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
項目年月日概要等
パワーポイントを用いたプレゼンテーション形式の講義2009年~現在文章だけでなく、画像や動画を積極的に取り入れ、講義内容を受講生により具体的に理解してもらえるよう努めている。
リアクションペーパーに対するフィードバック2009年~現在受講生の意見や質問を、講義後にリアクションペーパーの形で提出してもらっている。これらの意見や質問のうち、受講生全体が共有すべきものと判断された場合には、匿名の形で次の授業の際にフィードバックとして全員に披露している。
Slackの導入2018年~現在ビジネス向けチャットアプリであるSlackをゼミの連絡用に導入し、教員と学生の間の迅速・確実な情報伝達に努めている。

2. 大学及び学校法人における役職の経歴

3. 研究活動
著書・論文等の名称単著・
共著の別
発行または
発表の年月
発行所、発表雑誌
(及び巻・号数)、
発表・講演等のテーマ
及び内容等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
<著書>
『公認心理師カリキュラム準拠 発達心理学』(発達心理学の基礎理論 担当執筆)単著2020年7月医歯薬出版 秦野悦子・近藤清美(編)8-19頁
『心理学研究法』(観察法(1),観察法(2)を小島康生先生と共同で執筆)共著2020年3月ミネルヴァ書房三浦麻子, 小島 康生, 平井啓(編)110-125頁
『対人関係の発達心理学 : 子どもたちの世界に近づく、とらえる 』(子どもは協働する:利他性と教示行動の発達と進化 担当執筆)単著2019年9月新曜社川上清文・高井清子(編)4-26頁
『発達科学ハンドブック:9 社会的認知の発達科学』 (共同注意 担当執筆)単著2018年3月新曜社 尾崎康子・森口佑介(編)、日本発達心理学会(シリーズ編)153-166頁
『赤ちゃんからの音楽表現―乳幼児保育の質の保障と新たな活動と環境の創造に向けて』 (乳幼児の指さしを育む 担当執筆)単著2016年12月中央法規出版株式会社小西行郎・志村洋子・今川恭子・坂井康子 (編)100-101頁
『他者とかかわる心の発達心理学 子どもの社会性はどのように育つか』 (指さしの芽生えと言葉の発達 担当執筆)単著2012年3月金子書房清水由紀・林 創 (編)3-19頁
<論文>
The relationship between parental behavior and the reproductive strategy of daughter is mediated by the development of machiavellianism personality.共著2023年3月HeliyonT. Kishimoto, N. Kohsaka14672頁
Early communicative gestures in human and chimpanzee 1-year-olds observed across diverse socioecological settings. 共著2022年11月Learning and BehaviorK. A. Bard, T. Kishimoto15-33頁
Prelinguistic gesture use in mother-infant and mother-infant-sibling interactions.単著2017年8月Interaction Studies, 18:177-94頁
Cross-sectional and longitudinal observations of pointing gestures by infants and their caregivers in Japan.単著2017年7月Cognitive Development, 43235-244頁
Alloparenting for chimpanzee twins.共著2014年9月Scientific Reports, 4T. Kishimoto, J. Ando, S. Tatara, N. Yamada, K. Konishi, N. Kimura, A. Fukumori, & M. Tomonaga.1-8頁
何が幼児による指さしの産出を促進するのか:デコレーションルームによる検討単著2014年5月発達研究 発達科学研究教育センター紀要 28巻75-82頁
Do referential problem spaces affect the frequency of imperative pointing by infants?単著2013年12月Psychology of Language and Communication, 17295-307頁
なぜ幼児の指さしは後の言語コミュニケーションと関連しているのか?単著2012年3月心理学評論 第54巻391-411頁
Does infants’ locomotive development affect parental awareness of pointing gestures by infants?単著2011年12月Journal of Human Environmental Studies, 977-82頁
日常生活で観察された1歳齢幼児の映像的身振りと不在事象への指さしに関する事例研究単著2011年3月子育て研究 第1巻19-26頁
1歳齢保育園児の指さし行動に及ぼす保育士との近接の影響共著2009年3月大阪大学大学院人間科学研究科紀要 第35巻岸本健・日野林俊彦135-151頁
Gaze following among toddlers共著2008年3月Infant Behavior & Development, 31T. Kishimoto, Y. Shizwa, J. Yasuda, T. Hinobayashi, & T. Minami280-286頁
Do pointing gestures by infants provoke comments from adults?共著2007年6月Infant Behavior & Development, 30T. Kishimoto, Y. Shizwa, J. Yasuda, T. Hinobayashi, & T. Minami562-567頁
<発表・講演等>
縦断的観察でみられた1歳齢児の指さし頻度変化の個人差単独2018年3月発達心理学会第29回大会
幼児による指さしの起源と発達的変化 デコレーテッドルームを用いた検討単独2016年5月発達心理学会第27回大会
高知県立のいち動物公園のチンパンジー集団における,二卵性のふたごとおとなとの近接関係の4年間の変化共同2016年1月第60回プリマーテス研究会岸本健,安藤寿康,多々良成紀,山田信宏,友永雅己
デコレーテッドルームにおける1歳齢児と母親による指さし単独2014年3月第25回発達心理学会大会
母子室内遊び場面における幼児の指示的ジェスチャーに年上のきょうだいの与える影響単独2013年9月日本心理学会第77回大会
2人の子と室内で遊ぶ場合の母親による育児語単独2013年3月発達心理学会第24回大会
高知県立のいち動物公園のチンパンジー・コミュニティにおける母親以外のコミュニティメンバーによる双子への世話行動共同2013年1月第27回日本双生児研究学会岸本健,福守朗,小西克也,山田信宏,木村夏子,安藤寿康,友永雅己
2人の子と室内で遊ぶ場合の母親による共同注意の配分に子の月齢の与える影響単独2012年9月日本心理学会第76回大会
2人の子と室内で遊ぶ場合の母親による共同注意の配分単独2012年3月発達心理学会第23回大会
指示的問題空間の有無は幼児の指さしの頻度に影響するか?単独2011年9月日本心理学会第75回大会
年上のきょうだいの存在が幼児の指さしの頻度に与える影響単独2011年3月発達心理学会第22回大会
1歳齢児の指さしと養育者からの言語的応答に関する発達行動学的研究単独2010年9月日本心理学会第73回大会
<国際会議>
Coordinated joint engagement in 1-year- olds sampled from different species and ecological-cultural settings共同2018年2月The 47th Annual Meeting of the Society for Cross-Cultural ResearchKim Bard, Lauren Butler, Kirsty Ross, Heidi Keller, Barry Hewlett, Bill Walnauer, Takeshi Kishimoto, Jolie Anderson, Sarah T.Boysen, and Tetsuro Matsuzawa
The effect of pragmatic cues on preschoolers’ expectation about trustworthiness of others’ pointing共同2017年8月The 2nd Lancaster Conference on Infant and Child Development (LCICD)Kensuke Sato and Takeshi Kishimoto
Do index-finger pointing by caregivers promote the production of index-finger pointing by infants?単独2017年8月The 2nd Lancaster Conference on Infant and Child Development (LCICD)
A cross-sectional and longitudinal observation of pointing gestures by infants and their mothers in Japan単独2016年7月The 31st International Congress of Psychology (Yokohama, Japan)
The longitudinal observation of pointing gestures by infants and their mothers in the ”decorated room”単独2015年3月International Symposium on Pedagogical Machines (Tokyo, Japan)
Effective gesture use by infants in mother-infant-sibling interactions.単独2014年9月The British Psychological Society Developmental Section Annual Conference (Amsterdam, Netherland)
Do referential problem spaces increase the frequency of imperative pointing by infants? 単独2013年9月16th European Conference on Developmental Psychology (Lausanne, Switzerland)
Human infants use pointing gestures to provoke responses from caregivers.単独2010年9月International Primatological Society 23 Congress Kyoto (Kyoto, Japan)
<学会等の招待講演>
幼児による指さし産出を促すことはできるか?単独2016年12月乳幼児発達研究会(白百合女子大学)
なぜ乳幼児は指さしするのか?―乳幼児による指示的ジェスチャーの発達と進化. 単独2016年9月第20回からだと発達研究会(早稲田大学)
The influence of adults’ responses on infants’ deictic gestures単独2015年9月Loch Lomond Symposium on Action Anticipation (Loch Lomond, Scotland)
幼児-母親-年上のきょうだいの3者場面における幼児の指示的身振り単独2015年8月赤ちゃん学会若手部会 第3回研究合宿(熱海)
発達経路によって発達が異なる『理由』を探る ―乳幼児の指示的ジェスチャーの発達を例として―単独2015年3月第26回発達心理学会シンポジウム「赤ちゃん学が発達心理学に期待するもの ― 発展的融和に向けて―」 (東京大学)
チンパンジーによるふたごの養育とアロペアレンティング単独2014年11月子育ちと子育ての比較発達文化研究会 第1回フォーラム (滋賀県立大学)
なぜ赤ちゃんは指さしをするのか?単独2014年5月心理コロキウム (中部大学)
2歳のふたごチンパンジーに対する母親以外の大人による世話行動単独2013年11月SAGA16 アフリカ・アジアに生きる大型類人猿を支援する集い (高知県立のいち動物公園)
赤ちゃんの「指さし」が示すもの単独2013年10月赤ちゃん学会 平成25年度音楽表現講座 (聖心女子大学)
ふたごを育てるチンパンジーが教えてくれること単独2012年4月ふたごチンパンジー公開講座 (高知県立のいち動物公園)
なぜ幼児は指さしをするのか?―幼児の指さしと後の言語コミュニケーションとの関連性から―単独2010年12月社団法人日本心理学会 第19回発達心理学基礎研究会 (お茶の水女子大学)

4. 学会等及び社会における主な活動
4-1 学会活動
年月日概要等
2003年3月~現在日本霊長類学会 会員
2003年4月~現在日本心理学会 会員
2004年4月~現在日本発達心理学会 会員
2009年4月~現在乳幼児医学・心理学会 会員
2011年2月~現在日本子育て学会 会員
2011年3月~現在日本赤ちゃん学会 会員
2016年2月~2017年12月日本発達心理学会 国際研究交流委員会 委員
2013年7月~2014年12月日本発達心理学会 ニューズレター委員会 委員
4-2 社会における主な活動(地域・産学連携・公的機関への協力)
年月日概要等
2011年~2016年調布市子ども家庭支援センター すこやか 運営協議会 委員
2016年9月小林聖心女子学院 ミニ聖心デイ 模擬授業(「恋愛・結婚・子育ての進化発達心理学」)
2015年7月札幌聖心女子学院 課題研究ミーティング(「環境の破壊とヒトの心」)
2015年7月2015年度 小林聖心女子学院 母の会心理学講座 第3回目 (「大人とは異なる子どもの認識世界」)
2015年6月2015年度 小林聖心女子学院 母の会心理学講座 第2回目(「少子化と赤ちゃんポスト」)
2015年5月2015年度 小林聖心女子学院 母の会心理学講座 第1回目(「子育てが煩わしい理由」)
2014年9月報道(「2歳のふたごチンパンジーに対して、母親以外のおとなも世話行動」 読売新聞)
2014年9月報道(news every. 「チンパンジー 母親以外が…シッターが子育て?」 日本テレビ)
2014年10月大妻高等学校 出張講義 (「人間の心は読めるのか?」)
2014年7月2014年度 小林聖心女子学院 母の会心理学講座 第3回目(「なぜ赤ちゃんは指さしをするのか」)
2014年6月2014年度 小林聖心女子学院 母の会心理学講座 第2回目(「なぜ赤ちゃんはすぐに大人にならないのか」)
2014年5月2014年度 小林聖心女子学院 母の会心理学講座 第1回目(「なぜ子育てを煩わしいと感じることがあるのか」)
2012年3月不二女子高等学校 出張講義 (「ヒトの心はどこから来たのか?」)
2010年11月大妻高等学校 出張講義 (「「ことば」はどこからやってくる? 言語を操る心の起源」)
4-3 受賞歴,その他
年月日概要等
2016年10月公益社団法人日本心理学会 2015年度 心理学ミュージアム優秀作品賞(なぜ赤ちゃんは指さしするのか ――ことばを話す前の赤ちゃんによる指さし――)
2012年10月公益財団法人発達科学研究教育センター 発達科学研究教育奨励賞 




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